当社は2020年3月12日にソーシャルボンドを発行いたしました。調達した資金は、社会課題の解決に資する事業に充当いたします。また、発行条件の決定に伴い、株式会社日本格付研究所(JCR)より「JCRソーシャルボンド評価」の最上位評価である「Social 1」の本評価を取得いたしました。
当社はグループ理念として、「すべての人が心ゆたかに生きることを願い今日の感動・満足・安心と明日への夢・希望を提供します」を制定しています。
「自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができる社会」を実現するための課題のひとつとして、認知症と診断された高齢者のための住まいが必要となります。今回、メディカル・ケア・サービス株式会社(以下、「MCS」)株式を取得することにより、高齢者事業の新たな事業展開及び強化をし、安心して暮らし続けることができる「終の住処」を提供し続けることで、その課題解決が可能となり、また、当社グループ理念の実現への役割のひとつになりえると考えています。
ただし、MCS株式の取得によって大きな利益を生み出すことが目的ではなく、長く学研グループを継続させ、高齢者へのサービス提供の幅を広げ、サービスを永続的に続けていくことが第1の目的となります。
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社債の名称 |
株式会社学研ホールディングス第1回無担保社債 (社債間限定同順位特約付)(ソーシャルボンド) |
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発行年限 |
5年 |
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発行金額 |
60億円 |
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利率 |
0.540% |
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発行価額 |
各社債の金額100円につき金100円 |
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条件決定日 |
2020年3月6日(金) |
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発行日 |
2020年3月12日(木) |
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償還日 |
2025年3月12日(水) |
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引受人 |
大和証券株式会社 |
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Social Bond Structuring Agent※2 |
大和証券株式会社 |
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資金使途 |
ソーシャルボンドによる調達資金は、全額を当社が策定したソーシャルプロジェクト(認知症高齢者介護対応グループホーム事業、介護付有料老人ホーム事業、都市型軽費老人ホーム事業、小規模多機能型居宅介護事業、居宅介護支援サービス事業及びデイサービス事業並びに海外介護事業)にかかる資金へ充当する予定。 具体的には、該当事業を行う当社の連結子会社であるMCSの株式を追加取得した際に借り入れた借入金の返済資金、MCS株式の更なる取得資金、及びMCSへの投融資資金（MCSはその資金を上記事業の運営費用に充当する予定）の一部に充当する予定。 |
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適合性原則 |
ICMA(International Capital Market Association) ソーシャルボンド原則2018年版 |
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SDGsとの整合性 |
目標3：すべての人に健康と福祉を ターゲット3.8. 全ての人々に対する財政リスクからの保護、質の高い基礎的な保健サービスへのアクセスおよび安全で効果的かつ質が高く安価な必須医薬品とワクチンへのアクセスを含む、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ（UHC）を達成する。 具体的内容： 認知症介護に対応したグループホーム、介護有料老人ホーム、都市型軽費老人ホームを保有し、居宅介護、居宅介護支援サービスを提供 |
sdgs03j |
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目標11：住み続けられるまちづくりを ターゲット11.7. 2030 年までに、女性、子ども、高齢者及び障害者を含め、人々に安全で包摂的かつ利用が容易な緑地や公共スペースへの普遍的アクセスを提供する。 具体的内容： 学研がグループ全体で推進している重要な取り組みのひとつ「学研版地域包括ケアシステム」実現に向けた事業展開 認知症を発症した高齢者のための住まい 認知症を患っても住み替えにより安心して暮らし続けることが出来る「終の住処」を提供する 拠点を中心に多世代のつながりが生まれ、人生の最期まで、自分らしい暮らしを続けられる |
sdgs11j |
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目標5：ジェンダー平等を実現しよう ターゲット5.4. 公共のサービス、インフラ、および社会保障政策の提供、ならびに各国の状況に応じた世帯・家族内における責任分担を通じて、無報酬の育児・介護や家事労働を認識・評価する ターゲット5.5. 政治、経済、公共分野でのあらゆるレベルの意思決定において、完全かつ効果的な女性の参加および平等なリーダーシップの機会を確保する |
sdgs05j |
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目標8：働きがいも経済成長も ターゲット8.2. 高付加価値セクターや労働集約型セクターに重点を置くことなどにより、多様化、技術向上およびイノベーションを通じた高いレベルの経済生産性を達成する ターゲット8.3. 生産活動や適切な雇用創出、起業、創造性、およびイノベーションを支援する開発重視型の政策を促進するとともに、金融サービスへのアクセス改善などを通じて中小零細企業の設立や成長を奨励する |
sdgs08j |
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- ソーシャルボンド・ストラクチャリング・エージェント。ソーシャルボンドのフレームワークの策定およびセカンドオピニオン等外部の第三者評価の取得に関する助言等を通じて、ソーシャルボンドの発行支援を行う者。
- 当社がメディカル・ケア・サービスへの投融資資金として借入れた借入金の返済資金等
充当時期：2020年3月、充当金額：20.3億円
- メディカル・ケア・サービス株式取得
充当時期：2020年8月、充当金額：30.8億円
充当時期：2021年5月、充当金額：5.3億円
充当時期：2021年6月、充当金額：2.3億円
- メディカル・ケア・サービスへの投融資資金
充当時期：2022年10月、充当金額：1.3億円
認知症グループホーム実績
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2020年9月 |
2021年9月 |
2022年9月 |
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拠点数 |
312 |
320 |
331 |
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居室数 |
5,246 |
5,372 |
5,570 |
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入居率 |
98.0% |
97.8% |
97.7% |