学研グループの取り組むべき重点課題「マテリアリティ」

学研グループでは、2019年に学研グループの重点課題「マテリアリティ」を特定し、

中期経営計画「Gakken2023」とともに事業活動に活かしてきました。

さらに、日々変わる外部環境に対応するために、2023年に重点課題(マテリアリティ)ならびに価値創造プロセスの見直しを行いました。

更新にあたり、前回のマテリアリティ特定プロセスを活かしながらも、さらに強化したポイントは以下の2点です。

 

  ① 「サステナブル・マテリアリティ」と「フィナンシャル・マテリアリティ」の二軸(ダブル・マテリアリティ)から分析を実施したうえで、

     二軸の重なりにあたる項目だけでなく、学研グループが持つユニークな価値観も取り入れて特定したこと。

  ② フィナンシャル・マテリアリティの評価において、次期中期計画のプロジェクトメンバーやグループ各社の経営幹部などにリサーチを行い、

     当グループの多様な価値観、幅広い年齢層の意見を取り入れたうえで、経営層でのディスカッションを経て特定したこと。

サステナブル・マテリアリティ(縦軸)
SDGパートナーズの協力を得て、

各課題における市民社会や投資家の関心度の高さによって評価。

フィナンシャル・マテリアリティ(横軸)
当グループの経営層に対して

「2030年時点における、企業価値を高めるための重要度」について

アンケート調査を行い、その結果を横軸の評価として使用。

重点課題(マテリアリティ)特定のプロセス

5つの重点課題(マテリアリティ)の特定

自社のビジョンや事業戦略、競争優位性といった企業の視点と、

自社を取り巻くステークホルダーからの要請や期待といった社会の視点からの

課題を分析・評価し、マッピングすることで重要性の絞り込みを行いました。

類似する課題をまとめ、左図に位置する5つを

当グループにおける重点課題としました。


 ①世界で活躍できる人材の創出と新しい教育への挑戦
 ②教育・医療福祉における地域・経済格差解消への貢献
 ③生涯成長し続けることによるウェルビーイングの実現
 ④業界全体の人材価値向上
 ⑤持続可能なサプライチェーン構築
    
※番号は、優先順位を示すものではありません。


この課題を解決することが、中長期的な社会的価値の創出につながるとして、

グループで取り組んでいくことを決定しました。