株式会社 学研ホールディングス(東京・品川/代表取締役社長:宮原博昭)の調査・研究機関である学研教育総合研究所は、全国の満4~6歳の幼児、小学1~6年の小学生とその保護者を対象に日常生活や学習に関するアンケート調査を行い、その結果を『幼児白書』『小学生白書』として公開しました。

【2019年度調査項目(一部)】
起床・就寝時刻/お年玉/一か月の読書量/学校生活の悩み/パソコンでできること/将来つきたい職業/授業中の発言/【保護者】学校でのICTを利用した学習/昆虫に触れるか/LGBTQの認知・・・等々

【2019年度調査結果pick up】

『幼児白書』
■小学校入学前にプログラミング教育をさせたい保護者は約6割

2020年度から小学校でプログラミング教育が導入されるのに先立ち、満4~6歳の小学校入学前の幼児の保護者を対象に、入学前に子どもにプログラミング教育をさせたいかを尋ねた。その結果、「させたい」(11.9%)・「どちらかといえばさせたい」(47.9%)計59.8%、「させたくない」(18.1%)・「どちらかといえばさせたくない」(22.1%)計40.2%となり、「させたい」保護者が約20%多い結果となった。今後、学校で行われるプログラミング教育のイメージが具体化していくにつれて、この割合に変動が表れる可能性が考えられる。

『小学生白書』
■将来つきたい職業「YouTuber」3年連続上昇 男子ランキングで遂に1位

小学生の2019年「将来つきたい職業」は、全体ランキング1位「パティシエ」、2位「YouTuber」、3位「医師」となった。2016年に自由回答欄で初登場した「YouTuber」は、3年連続でランク上昇した結果となった。ちょうど30年前の平成元年調査時の1位は「保育士・幼稚園教諭」、2位「プロ野球選手」、3位「小・中・高の先生」であり、令和元年ではこれらが全て入れ替わった。

男女別に見ると、男子ランキングでは「YouTuber」が初めて1位となった。90年代頃から男子人気の筆頭であった「プロサッカー選手」は、2010年頃から男子ランキングで1位を獲得し続けていただけに、近年のYouTuber人気の圧倒的な勢いがうかがえる。

■調査方法:インターネット調査
■調査時期:2019年8月27日~30日
■調査対象者:
幼児:全国の満4~5歳の幼稚園・保育園に通う幼児とその保護者(計600組)
小学生:全国の小学1~6年生とその保護者(計1,200組)

>

【受賞歴】
『小学生白書シリーズ』は、2019年度の第13回キッズデザイン賞・奨励賞(キッズデザイン協議会会長賞)を受賞しました。