正しく理解し、多様な働き方を支援。誰もが安心して働ける職場環境作りを目指して
株式会社学研ホールディングス(東京・品川/代表取締役社長:宮原博昭)の学研グループでは、国内の全社において障がい者の雇用・定着を推進しています。従業員が精神・発達障がいについて正しく理解し、職場において精神・発達障がい者を支援する応援者=サポーターとなれるよう、取り組みを進めています。
このたび2025年6月18日に、株式会社学研ホールディングス ダイバーシティ&インクルージョン室と、特例子会社である株式会社学研スマイルハートフル(東京・品川/代表取締役社長:小松 充)の共催で、「精神・発達障害者しごとサポーター養成講座」を実施。当日はハローワーク品川から講師を迎え、リアルとオンラインのハイブリット形式にて、グループ24社から約140名が受講しました。
民間企業の障がい者雇用数は21年連続で過去最高を更新しており、中でも精神障がい者の伸び率が特に大きくなっています。今後の法定雇用率の引き上げも見据え、雇用推進と職場での定着支援のため、管理職をはじめとするグループ従業員に、精神障がいについて正しく理解してもらうことを目的として本講座を開催しました。精神・発達障がいのある方が各職場で働く際に、職場の多くの人が障がいについて正しい知識を持っていることで、当事者も、一緒に働く社員もコミュニケーションが取りやすくなり、お互いの安心感が高まると考えています。

- 拡大
- ▲グループワークの様子
講座の冒頭部分で、ハローワーク品川 雇用支援コーナーの指導官より障がい者雇用の現状の説明があり、それを受ける形で講義が始まりました。講座の内容は、精神障がい・発達障がいについての説明から採用時の注意点、一緒に働くときの接し方など多岐にわたりました。具体的な事例を出しての説明が多く、受講者からは「明日から実行したい」といった声があがりました。
後半のグループワークでは、5〜6 人ずつに分かれて共通の事案について意見交換を行いました。事業会社の垣根を越えたワークにより、各社の障がい者雇用の様子も同時に共有することができました。
今回の講座には、24社から140名以上が参加しました。本講座を終え、学研グループの「精神・発達障害者しごとサポーター養成講座」受講者は500名を越えました。これからもグループのダイバーシティ&インクルージョンを進め、障がい者雇用の促進とともに、障がいのある人もない人も共に成長できる職場環境整備に努めてまいります。
■講座名:精神・発達障害者しごとサポーター養成講座
■日時:2025年6月18日(水)14時〜15時30分
■会場:学研本社(東京都品川区西五反田2-11-8)およびオンライン併用
■講師:ハローワーク品川 公認心理師・精神保健福祉士
■主催:株式会社学研ホールディングス、株式会社学研スマイルハートフル
■内容:精神・発達障がいの基礎理解、職場での合理的配慮の事例、支援スキルのポイント、グループワーク
■対象:グループ従業員(各社ダイバーシティ&インクルージョン推進担当取締役および担当者、人事担当取締役および担当者、課長級以上の役職者、障がい者受け入れ部署の社員等)
https://gakken-smileheartful.co.jp/
学研グループの障がい者雇用促進を目的に設立された株式会社学研ホールディングス100%出資の特例子会社。2013年にグループ適用制度(関係会社特例制度)の認定を受け、社名の由来である「笑顔と真心」を大切に、障がいのある社員が支援員のサポートのもと、清掃、郵便・宅配物の集配、印刷やデータ作成などのオフィスサポート業務を行っています。また、学研グループの障がい者採用・定着活動を支援し、障がい者が活躍できる環境整備を進めています。
1946 年創業の教育・医療福祉関連事業を展開する持株会社。教育分野では、「学研教室」を始めとする教室・学習塾事業、「科学」と「学習」に代表される学習教材の出版コンテンツ事業、教科書・保育用品など園・学校事業を、医療福祉分野では、サービス付き高齢者向け住宅事業や認知症グループホーム事業、保育園・学童などの子育て支援事業を展開。グローバル150か国以上で教育・医療福祉に関わる活動を行っています。2023年11月、新たに掲げた大志(Aspiration)「人の可能性をどこまでも追求する会社へ」の実現を目指し、子どもから学生、社会人、シニアまで、あらゆる世代の好奇心に寄り添い、すべての人の挑戦を応援する企業として、人と社会の可能性の拡大に貢献してまいります。2024年9月期売上高1,855億円、連結子会社79社(2024年9月期時点)。東京証券取引所プライム市場上場(証券コード:9470)。