将来つきたい職業はすべての年代に多様化が顕著。既存の職業にとらわれない傾向が。

小学生の習い事1位は「水泳」。小中高生ともに不安に思っていることに「巨大地震が起こること」

株式会社学研ホールディングス(本社:東京都品川区、代表取締役社長:宮原博昭)の調査・研究機関である学研教育総合研究所は、2024年11月6日~11月14日の9日間、全国の小学生の子どもを持つ保護者を対象に「小学生調査」、全国の中学生の子どもを持つ保護者を対象に「中学生調査」、全国の高校生を対象に「高校生調査」を実施しました。

小学生白書シリーズは、幼児(3~5歳)、小学生、中学生、高校生を対象とした大規模アンケート調査で、40年以上前から、時代と共に変わりゆく子どもたちの“いま”を捉え、発信続けています。

今回は、小学生調査、中学生調査および高校生調査のうち、日常生活に関する結果を「小学生・中学生・高校生白書 小学生・中学生・高校生の日常生活に関する調査第二弾(「習い事」「将来の職業」「自分自身や将来に対する意識」)」として公表します。

なお第一弾は2024年12月に、お年玉や起床・就寝時刻、好きな食べ物などの日常生活に関する調査結果を発表しております。

■調査サマリ

<小学生調査>
□ つきたい職業ランニング男子1位は「ネット配信者」、2位「サッカー選手」、3位「警察官」
□ つきたい職業ランキング女子1位は「パティシエ」、2位「保育士・幼稚園教諭」、3位「看護師」
□ 男女ともに新しい職業がランクイン。子どもたちの職業選択の多様化に新しい変化
□ 小学生の習い事1位は男女ともに「水泳」。2位は「受験のための塾・学校の補習のための塾」
□ 小学生の3人に1人が「巨大地震が起こること」を不安に

<中学生調査>
□ つきたい職業ランキング男子1位は「エンジニア・プログラマー」、2位「会社員」、3位「サッカー選手」
□ つきたい職業ランキング女子1位は「看護師」、2位「漫画家・イラストレーター」、3位「会社員」
□ いっぽう、中学生の35%が将来の職業が「わかならい」と回答
□ 中学生の3人に1人が「巨大地震が起こること」を不安に
□ 18歳になったら選挙に行きたい? 78%が「はい」と回答

<高校生調査>
□ つきたい職業ランキング男子1位は「エンジニア・プログラマー」、2位「公務員」、3位「会社員」
□ つきたい職業ランキング女子1位は「看護師」、2位「公務員」、3位「保育士・幼稚園教諭」
□ 職業の多様化が見られるが、高校生の30%が将来の職業が「わからない」と回答。
□ 高校生の15%が「受験のための塾・予備校、学校の補習のための塾・予備校」通塾するも、69%は学校以外で行っている習い事はないと回答
□ 不安を感じていることの1位は「巨大地震が起こること」、2位は「戦争が起こること」
□ 18歳になったら選挙に行きたい? 71%が「はい」と回答

■主なトピックス

➀習い事について

□ 小学生では1位「水泳」、2位「受験のための塾・学校の補習のための塾」
□ 高校生では1位「受験のための塾・予備校、学校の補習のための塾・予備校」、2位「音楽教室」
□ 高校生では「習い事はない」が69%に。2018年調査から上昇傾向が継続

 

学校以外で行っている習い事をきいたところ、小学生では1位「水泳」(24.6%)、2位「受験のための塾・学校の補習のための塾」(16.9%)、3位「英会話教室」(14.3%)、4位「音楽教室(歌や楽器など)」(11.8%)、5位「通信教育」(9.0%)となり、高校生では1位「受験のための塾・予備校、学校の補習のための塾・予備校」(15.3%)、2位「音楽教室(歌や楽器など)」(4.0%)、3位「英会話教室」(2.3%)、4位「水泳」「サッカー・フットサル」「書道・習字」(いずれも2.0%)となりました。

将来つきたい職業について

□  将来つきたい職業 小学生では1位「パティシエ」、2位「ネット配信者」
□ 将来つきたい職業 中学生では1位「会社員」、2位「エンジニア・プログラマー」
□ 将来つきたい職業 高校生では1位「公務員」、2位「エンジニア・プログラマー」

将来なりたいと思っているものをきいたところ、小学生では1位「パティシエ(ケーキ屋)」(5.6%)、2位「ネット配信者(ユーチューバー・インスタグラマーなど)」(3.0%)、3位「保育士・幼稚園教諭」「警察官」「会社員」(いずれも2.8%)、中学生では1位「会社員」(4.2%)、2位「エンジニア・プログラマー(機械・技術・IT系)」(4.0%)、3位「医師(歯科医師含む)」(3.5%)、4位「公務員」(3.3%)、5位「漫画家・イラストレーター」(3.0%)、高校生では1位「公務員」(5.0%)、2位「エンジニア・プログラマー(機械・技術・IT系)」(4.5%)、3位「看護師」(4.0%)、4位「会社員」(3.5%)、5位「学校の教師」「福祉の仕事」(いずれも3.0%)となりました。

■調査結果についてのご注意

※本リリース内容を転載いただく際は、「学研教育総合研究所調べ」と付記のうえご使用ください。
※調査結果の詳細については、下記URL をご覧ください。
URL: https://www.gakken.jp/kyouikusouken/whitepaper/index.html

■ 調査概要

調査タイトル:小学生・中学生・高校生白書 小学生・中学生・高校生の日常生活に関する調査 <第二弾>  
調査対象
(小学生調査):ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする
小学生の子どもを持つ20歳~59歳の保護者
(中学生調査):ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする
中学生の子どもを持つ20歳~59歳の保護者
(高校生調査):ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする
15歳~18歳の高校生
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査
…小学生と中学生については、本調査に協力していただける日本全国の小学生(1~6年生)の子どもを持つ保護者と中学生(1~3年生)の子どもを持つ保護者を、モニター母集団から抽出し、保護者付き添いのもとで、子ども本人が回答するように依頼。また、高校生については、日本全国の高校生(1~3年生)をモニター母集団から抽出し、回答を依頼。それぞれ、小学1~6年生各学年で男子100人と女子100人ずつとその保護者(計1,200組)、中学1~3年生各学年で男子100人と女子100人ずつとその保護者(計600組)、高校1~3年生各学年で男子100人と女子100人ずつの回答が集まったところで調査を終了。

調査期間 :2024年11月6日(水)~11月14日(木)の9日間

有効回答数
(小学生調査):1,200サンプル
(内訳)子どもの性別・学年により均等割付
(中学生調査):600サンプル
(内訳)子どもの性別・学年により均等割付
(高校生調査):600サンプル
(内訳)本人の性別・学年により均等割付

実施機関    :ネットエイジア株式会社

■学研教育総合研究所について

2005年、学研ホールディングスの前身である㈱学習研究社創立 60 周年を記念して設立。学校現場との話し合いや、研究機関・大学研究者や文部科学省ほか、各省庁と多くの接点を持って得た貴重な知見の数々を活動の基礎にしている。
毎年公開している『白書シリーズ』では、幼児から小学生、中学生、高校生を対象とした大規模なアンケート調査によって、子どもたちの生活や嗜好、学びの実態などのデータを収集。時代とともに変化する子どもたちの「いま」を伝えている。
https://www.gakken.jp/kyouikusouken/

■学研ホールディングスについて

https://gakken.co.jp/

1946 年創業の教育・医療福祉関連事業を展開する持株会社。教育分野では、「学研教室」を始めとする教室・学習塾事業、「科学」と「学習」に代表される学習教材の出版コンテンツ事業、教科書・保育用品など園・学校事業を、医療福祉分野では、サービス付き高齢者向け住宅事業や認知症グループホーム事業、保育園・学童などの子育て支援事業を展開。グローバル 150 か国以上で教育・医療福祉に関わる活動 を行っています。 2023 年 11 月、新たに掲げた大志( Aspiration )「人の可能性をどこまでも 追求 する会社へ」の実現を目指し、子どもから学生、社会人、シニアまで、あらゆる世代の好奇心に寄り添い、すべての人の挑戦を応援する企業として、人と社会の可能性の拡大に貢献してまいります。 2024 年 9 月期売上高 1,855 億円、連結子会社 79 社 2024 年 9 月 期時点) 。 東京証券取引所プライム市場上場(証券コード: 9470 )。