ロケット博士イワサキの宇宙Q&A

人類が初めて宇宙(うちゅう)に飛び立ってから、今年でちょうど50年。今では連日、はやぶさ2やきぼうのニュースが伝えられているけれど、宇宙はまだまだシンピの世界。そこで宇宙にとってもくわしいロケット博士(はかせ)をおよびして、みんなのギモンにズバッと答えてもらいます!

第5回 大注目のわく星たんさ!【その1】

この冬、ロケット博士が協力して、北海道の帯広市立啓北小学校で行われた、4年生の宇宙理科授業。はやぶさ2の大かつやくできょうみシンシン、わく星たんさへのギモンをピックアップ!

Q1そもそも、わく星たんさの目的って?

A1いろいろあります!

地球に近くて大きな月や火星へのたんさは、そこで人間が生きていけるかどうかの調さが中心になっていくでしょう。
ところがもっと遠くの星、小わく星イトカワや小わく星リュウグウ、またすい星を見たりしているのは、星のしょうとつでできたわく星にある水や有機物を調べることで、太陽けいの始まりや人類の起げんがどうだったのか、生命たん生のひみつにせまっているんです。

Q2日本とアメリカが協力してたんさ機を作ったことはありますか?

A2協力の形はいろいろです!

たんさ機そのものを作り上げたことはありませんが、意見のやりとりだったり、一部の機器をたん当したりなんてことはよくあります。
例えばたんさ機と通信するアンテナは、日本のものだけではすぐに見失ってしまうので、アメリカだけでなく、たくさんの国と協力関係を結んで、通信できるようになっています。ただし国がちがえば考えかたや文化は全然ちがうので、日本では当たり前と思っていたことが伝わらなかったりして、なかなか大変です。
それでも多くの日本人研究者やエンジニアが海外で働いていて、新たな協力関係を結べるよう、がんばっていますよ!

Q3たんさ機のパラシュートはどうやって開くの?

A3実は火薬を使ったりします

小さなたんさ機からポンッと開いたパラシュートにびっくりしたのでしょうか? もちろんスイッチ1つでカンタンに開くわけじゃありません。宇宙には放しゃ線がたくさん飛んでいて、電気回路は誤作動などのきけんがあるため、あまり信用できません。
パラシュートは箱みたいなモノにきれいに折りたたまれていて、宇宙空間で広がったりしないよう完全にみっぷうされています。そのふたを、開かなきゃいけないタイミングで、火薬を使って開けるんです。
たんさ機のせっけいでも大変なところですが、オモシロイ部分でもありますね。

ロケット博士とは?
ロケットの研究開発をしている工学博士、岩崎祥大(いわさきあきひろ)さんのこと。

せん門はロケット用火薬(推進薬:すいしんやく)、化学工学。月から打ち上げるロケットなど、月惑星探査(つきわくせいたんさ)のはばを広げることを目指したさまざまなロケットの研究開発を行っている。株式会社Yspace CTO(最高技術責任者:さいこうぎじゅつせきにんしゃ)。関西大学 非常勤講師。

宇宙やロケットについて知りたいことやギモンがあったら、ロケット博士に聞いてみよう。下の応募フォームから送ってね。

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