お役立ち教育情報 子どもの文字がグンとうまくなる! かんたん美文字教室 第1回

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2020.11.3

小学生になると、わが子の字を見る機会が増えますが、「ノートの字が汚すぎて読めない!」「くせ字がひどくて、漢字テストで×になる!」「ていねいに書こうとすると、時間がかかって板書が間に合わない!」と、つい心配になることもあるのではないでしょうか。
「親もくせ字だから、遺伝かしら……?」。いえいえ、だいじょうぶです。ペン字講師の萩原季実子先生によると、ちょっとした書き方のポイントを押さえるだけで、子どもも大人もきれいな字が書けるようになるのだそう。先生が教えてくれた文字上達のコツを、4回に分けてご紹介します。

第1回
きれいな字を書く準備をしよう

最近の子どもは、スマホやタブレット端末の操作に慣れていて、指先での文字入力もお手のもの。でも、鉛筆を握って紙に書くときに必要な、筆圧が弱くなっているといわれます。筆圧を上手にコントロールできるようになることが、字がうまくなるための第一歩だそうです。
今回は、筆圧をつけるのに役立つ文房具やにぎり方、姿勢について解説します。

子どもの字がきれいになるためのグッズはコレ!

ソフト下敷き

硬い下敷きだと、鉛筆の先がすべって書きにくくなります。やわらかい素材で少し厚めの下敷きなら、鉛筆の先が紙にほどよく沈むので、筆圧を意識しながら書けるようになります。

鉛筆

芯の濃さと硬さが重要です。小学校中学年までは、Bまたは2Bがおすすめ。やわらかいので筆圧が弱くても書きやすく、濃くしっかりとした読みやすい字になるのです。

 

字がきれいになる鉛筆のにぎり方

<良い例>
鉛筆の上側を親指、人さし指で軽くはさみ、下側は中指と薬指、小指をたて一列にそろえましょう。

鉛筆の良い持ち方

※持ち方例はボールペンを使用しています。

<悪い例>
親指が上に重なったり、こぶしをにぎるように持ったりすると、手や指が動かしづらくなり、線が思うように書けません。鉛筆がこぶしの中にかくれるくらいに短すぎると、このような悪いにぎり方になりがち。短くなってきたら、新しい鉛筆に替えるようにしましょう。

 

姿勢が良くなる! 書きやすい! 紙を置く位置

<良い例>
右利きなら右腕の前、左利きなら左腕の前に、紙やノートを置きましょう。紙に目を近づけすぎないように、背筋をのばし、紙と目の間は20センチ以上離すことが大切です。

<悪い例>
体の正面や利き腕と反対側に紙を置くと、手で字が隠れてしまうので、上手に書けません。姿勢まで悪くなる要因になります。

まとめ

まずは、きれいな字を書くための準備を整えましょう。第2回から、書き方のポイントについてくわしく解説していきます。

 

萩原季実子

萩原季実子(はぎはらきみこ)先生

ペン字講師。ペン字・筆ペン教室myMOJI(まいもじ)主宰。子どもの頃から手紙を書くことが趣味で、広告代理店・イベント企画会社の営業職時代、手書きの一筆箋やお礼状、封筒の宛名を独自の営業ツールとして、顧客獲得数1位などの華々しい営業成績を残す。2014年から自由が丘、表参道、渋谷などでペン字教室を開催。現在はオンライン講座もスタート。著書「誰でも一瞬で字がうまくなる 大人のペン字練習帳」シリーズ(アスコム)は累計20万部突破。1児の母。