新たなグループビジョン

- 東日本大震災へのお見舞い
- まず初めに、東日本大震災で被災されました皆様には謹んでお見舞いを申し上げるとともに、被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
- 学研グループでは、東日本大震災の発生に際して、被災された皆様への応援メッセージとして『みんなのちからはおおきなちから』を定め、被災地・被災者の皆様が本当に必要とされているご支援を最優先に考え、グループ全体で力を尽くしてまいりました。今後も被災地・被災者の皆様のお役に立てるよう、復興支援活動を継続してまいります。
- 新たなグループビジョンのもとに
- 東日本大震災は、日本の経済・社会に大きな影響を及ぼしました。これまでの生き方・暮らし方を顧みたという声が数多く聞かれ、企業も、電力不足への対応等による仕事と生活の調和の推進に迫られました。安全・安心への関心、再生可能エネルギーへの期待など、地球の未来と持続可能な社会を希求する人々の思いはより一層強まり、企業に求められる行動はより重要度を増してきております。また、震災という未曾有の事態に直面したことで、人と人との絆、企業と社会との絆を改めて見直すことになりました。
- このような社会状況の中、当社グループは5年後のグループのあるべき姿として、新たなグループビジョン「ずっと、いっしょに“まなび”をたのしく!ワクワク☆ドキドキ 創造企業」を策定しました。このたび策定した新たなグループビジョンには、このような時代の変革期にあって、「一人ひとりのお客様との出会い・対話・心のつながりを大切にし、お客様と“ずっと、いっしょに”成長し続ける企業グループ」として、お客様や社会との絆を今まで以上に大切にした経営を目指すという強い思いが込められております。当社グループは、この新たなグループビジョンのもとに、急速な変化を遂げる市場やお客様のニーズをいち早くつかみ、社会の期待に応えてまいります。
- 人と地球にやさしく、社会に貢献する人材の育成
- 新たなグループビジョンの実現に向けて、5つのグループ基本戦略を策定しました。CSRの重要な課題である社会とのかかわりに関しては、「人と地球にやさしく、社会に貢献する人材の育成に寄与します」というグループ基本戦略を策定しました。明日の日本を支える人材の育成は、今日の日本にとって、ステークホルダーの利害を超えた共通の社会課題です。人材の育成を“教育の学研”が果たす社会的使命として再認識し、グループ基本戦略に基づく活動にグループを挙げて取り組んでまいります。
- 当社グループの環境への取り組み
- 2011年の日本列島は、未曾有の大震災に加え、豪雨による河川の氾濫など、多くの自然災害に見舞われました。また、東南アジアにおける洪水被害など、地球環境の異変は世界各地で多発しています。その背景には地球規模での気候変動、開発による自然生態系の破壊など、多様な要因が複雑に関連しています。地球環境問題は全人類の課題であり、その責任から逃れられる企業はありません。
- 当社グループは、2004年に出版・教育分野の企業としてはいち早く環境マネジメントシステムISO14001の認証を取得し、日々の活動における環境負荷の低減から、本業を通じた環境教育の推進などに積極的に取り組んでまいりました。以来、「学研グループ環境マネジメントシステム」の継続的改善を積み重ねることで、エネルギー使用量の節減、廃棄物の削減などによるグループ全体のコスト低減にも成果を上げ、「環境と経済の両立」に直結する活動として定着しております。また、生物多様性の危機が強く叫ばれる中、生物多様性に配慮した調達が企業活動の必須条件となりつつあります。当社グループは、出版社としての社会的責任を果たすため、「印刷用紙調達方針」を定め、環境に配慮した印刷用紙・印刷用インキの調達や技術の採用に取り組んでまいりました。これからも貴重な森林資源を使用する当社グループの取り組み課題として位置付け、印刷・製本関連業界をはじめとするサプライチェーン全体との連携を深め、責任ある調達に積極的に取り組んでまいります。
- 当社グループは今後も、自らの企業活動が生み出す環境負荷の低減はもとより、本業を通じた環境教育・啓発活動や、ステークホルダーの皆様との環境コミュニケーション活動をより重視し、環境経営を進展させてまいります。
- 事業を通じた社会課題解決への貢献
- 環境への取り組みと並行して、「企業市民としての活動」をCSRの重要課題として位置付け、NGO、NPOなどとの連携による社会課題の解決や、地域貢献活動を積極的に展開してまいりました。2011年1月からスタートした社員食堂での「TABLE FOR TWO」活動もその試みの一つです。社員が自らの意思で「TABLE FOR TWO」のメニューを選択しアフリカの子どもたちに給食を寄付する活動は、社員一人ひとりの行動と国際社会とのつながりを考える上で大変有意義な取り組みとなりました。
- また、地域とのかかわりを重視し、地域に愛される企業グループとしての活動にも力を入れてまいりました。地域における環境学習講座の実施、障害者福祉施設での社員ボランティアの活動などに取り組みました。その他グループ各社の特性を生かした新たな社会貢献活動も数多く生まれ、成果を上げることができました。
- 今日の日本社会は、少子高齢化、高齢者の介護人口の増加、働く世代・子育て世代の負担増、子どもの学力低下、社会の教育力低下など、様々な社会課題を抱えております。当社グループの事業領域は、子育て支援施設の運営から、教室・塾事業、出版事業、園・学校事業、高齢者福祉事業に至るまで多岐に及び、乳幼児から大人まで幅広い世代のお客様と深く関わっております。これらの事業を通じて社会が求める新しい価値を創造し、社会課題の解決に貢献することこそ、当社グループ最大のCSRであると考えております。
- CSRマインド溢れる企業グループを目指して
- 当社グループは、「すべての人が心ゆたかに生きることを願い 今日の感動・満足・安心と 明日への夢・希望を提供します。」というグループ理念に基づき、CSRの観点から「学研グループ企業行動憲章」や「学研グループ環境憲章」を定めております。また、グループ各社の役員・社員が共通して持つべき精神・行動の指針として、「Gakken Spirit」を掲げ、日々の業務に取り組んでおります。これらの取り組みの主体は、一人ひとりの社員であり、企業活動はその総和によって成り立っています。これからも、すべての社員が自らの社会的責任を自覚し、CSRマインド溢れる企業グループを目指してまいります。
- 本レポートを通じて、当社グループのCSR活動、企業活動と社会との関わりをより多くのステークホルダーの皆様にご理解いただき、なお一層のご支援ご指導を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。


昭和21年の創業以来、「日本の再生は子供たちの教育から」をモットーに、学研グループは日本の教育界をリードする商品・サービスを開発・販売してまいりました。今後当社グループは、新たなグループビジョンのもと、事業分野を出版、教育ソリューションから、子育て支援、高齢者福祉、更には海外市場へと拡大し、あらゆる世代、そして多くの国のお客様のまなびをサポートする企業グループに成長してまいります。
商品・サービスの多様化とともに、お客様、お取引先様をはじめとするステークホルダーの方々も多様化しております。今後ますます多様化していく社会との関わりの中、まずCSRの基盤として「コンプライアンス」と「環境への取り組み」を積極的に推進してまいります。更には、社員一人ひとりが地球と環境に配慮した事業活動をおこない、地域や社会のよりよい未来の為に貢献する企業グループを目指してまいります。
また、社会貢献の分野では、国際社会や環境活動で活躍する日本人を育成する教育活動や、スポーツを通じた体力・健康増進活動など新たな取り組みを現在検討しております。今後とも、「すべての人が心豊かに生きることを願う」グループ理念を心に刻み、お客様の「ワクワク☆ドキドキ」を創造する企業グループにふさわしいCSR活動を、積極的に推進してまいります。









